みなさんは「まるばつゲーム」で遊んだことはあるでしょうか。まるばつゲームを知らないと言う人はおそらくほとんどいないのではないかというほど有名な遊びで、子供の頃に一度は経験があるかと思います。
そこで今回は、そんな誰しもが遊んだことがあるであろう”まるばつゲーム”のルールのおさらいと、必勝法やコツなどについて詳しく解説していきます。
まるばつゲームとは?
まるばつゲームは「三目並べ(さんもくならべ)」という遊びで、地域によっては「まるかけ」や「まるぺけ」などと呼ばれていたりもします。
これは2人で遊ぶゲームで、3×3の格子に「〇」と「×」を交互に書き込んでいき、先に縦・横・斜めのいずれかで3つ並べた方が勝ちというシンプルなゲームで、ノートや黒板はもちろんですが、公園の砂場に枝を使って描くなど、どこでも手軽に遊べることから子供たちの間で広く普及しています。
この遊びは西洋で古くから遊ばれており、日本では1907年に発行された「世界遊戯法大全」という書籍にて「丸角競争」という名前で掲載されています。ルールはほとんど同じですが、現在のような”〇と×”ではなく、”〇と△”で遊ばれていたようです。
まるばつゲームのルール・遊び方
もはや説明不要かもしれませんが、もしかしたら何となく感覚であそんでいたため、少し違った遊び方をしていたと言う人もいるかもしれません。そのためしっかりとしたルールをおさらいしましょう。
用意するものは?どこでも手軽に遊べる!
まるばつゲームで遊ぶには基本的に紙とペンさえあればOKです。しかしあなたが学生で、教室でまるばつゲームをする場合は黒板にチョークで遊んでも良いでしょう。また、外で遊ぶ場合は、公園の砂場などに木の枝を使って遊ぶこともでき、どこでも気軽に楽しめるのが大きな特徴です。
まるばつゲームの遊び方
まるばつゲームは、みなさんもご存じのように非常にシンプルな遊びです。そんなまるばつゲームの遊び方を説明します。
- 紙に「井」のような格子を書く(3×3の9マス)
- じゃんけんをして先攻・後攻を決める
- 先攻の人は好きなマスに「〇」をひとつ書く
- 攻守交替し、後攻は「×」をひとつ書く
- これを交互に繰り返して好きなマスに自分のマークを書いていく
- 自分のマークを縦・横・斜めのいずれかで3つ並べたら勝ちとなる
とても簡単ですね。1回のゲームも1~2分で決着がつくので手軽に遊べます。
まるばつゲームに必勝法はある?
とてもシンプルで子供でも簡単に遊ぶ事のできるまるばつゲームですが、必勝法や勝つためのコツなどはあるのでしょうか。
実はまるばつゲームは基本的に先行側が有利になるようにできています。そのため、自分の手番が先攻なのか後攻なのかによって戦略が変わっていきます。解説しやすいように、以下のように各マスを呼ぶので確認してください。
角 | 辺 | 角 |
辺 | 中央 | 辺 |
角 | 辺 | 角 |
それでは解説を見てみましょう。
基本的に引き分けになるゲーム
まず覚えておかなければならないのは、「まるばつゲームは基本的に引き分けとなるゲーム」という事です。
先攻(〇)と後攻(×)で交互にマスを埋めていき、縦・横・斜めの一直線にマークを揃える必要がありますが、3×3の9マスしかなく相手もこちらが揃えるのを阻止してきます。マスが少ない関係上、ミスさえしなければ基本的に引き分けとなることが多いゲームとなっています。
先攻(〇)は必勝法が存在する?
先ほど説明したように、まるばつゲームは先行側が有利なゲームです。先攻になったら以下のように攻めましょう。
- 4つの角のどれか1つを埋める
- 後攻(×)が「辺」を埋めるのを確認する
- 最初に埋めた角の縦、もしくは横のラインの角を埋めてリーチの形にする
- 後攻は〇が3つ揃うのを阻止するように埋める
- 最後に中央を埋めてダブルリーチの形を造って勝ち確定
図にするとこのようになっています(数字は1~5の流れ)
〇(3) | ×(4) | 〇(1) |
– | 〇(5) | – |
– | ×(2) | – |
この方法では、②で後攻が「辺」を埋めた段階で先攻側の勝ちが確定しますが、もし「角」や「中央」を埋められてしまった場合は無理に攻めずに引き分けに持っていくように立ち回ることをおすすめします。
後攻(×)はいかに引き分けに持っていくかが重要
先攻側が有利なまるばつゲームにおいて、後攻側が勝つのは非常に難しいのが現実です。そのため後攻になったら勝ちを目指すことはせずに確実に引き分けに持ち込むような動き方をすることが大切です。後攻側が気にするべき点は以下の2通りです。
- 上記の「先攻の必勝法」を理解しておく
- 初手「角」または「中央」を必ず埋める
この2つをしっかりと頭に入れ、確実に引き分けになるようミスしないように立ち回って相手がミスするのを待つことが勝つためには重要となります。
進化したまるばつゲーム「アルティメットまるばつゲーム」
今回調べたところ、従来のまるばつゲームをアレンジした新たなゲーム「アルティメットまるばつゲーム(スーパー〇×ゲーム)」というものもありました。
このゲームは3×3の9マスが3×3配置された81個のマスで構成されています。簡単に遊び方をご紹介します。
1.先攻は好きなマスに〇を書く。後攻は、先攻が埋めたマスに対応するエリアの中で×を書く |
2.次は後攻が埋めたマスに対応したエリアの中で好きな場所を埋めていく。以降はこれの繰り返し |
3.3×3のエリアで3つ並んだら、そのエリアに大きく〇、×を書く |
4.ゲームを続けていき、先にエリアの縦・横・斜めを完成させた方が勝ち |
※もし、飛ばされたエリアが既にどちらかのマークが完成していた場合は、空いている好きな場所を埋めることができます。
まとめ
子供の頃にあそんだことがあるであろう「まるばつゲーム」のルール・遊び方のおさらいと、必勝法や勝つためにコツについて解説してきました。
とてもシンプルな遊びで1回のゲームは1~2分で終了する手軽さですが、基本的には引き分けとなるゲームです。ゲームの特性上、先攻側が有利となるため後攻になったら引き分けになるように立ち回り、先攻になったら攻めるという攻略になります。
ですが有利な先行側だったとしてもミスすれば負けてしまうこともあるため、相手にペースを乱されないように冷静に対応するよう心がけましょう。