クロスワードパズルの発祥国は?日本で最初に掲載したのはどこ?

クロスワードパズルはヒントを元に、縦横に交差したマスに特定のワードを当てはめ、全てを埋めるというパズルです。日本でも新聞紙にクロスワードパズルが掲載されており、最近ではアプリでも遊べるようになっていますが、どこの国で誕生したのでしょうか。

そこで今回は、クロスワードパズルの発祥国や日本で最初に掲載したのはどこなのかなどについて調査します。

クロスワードパズルの発祥国は?歴史を紹介

今では世界中の人の間で楽しまれているクロスワードパズルですが、どこの国で生まれたのでしょうか。

クロスワードパズルの発祥国はアメリカ合衆国だと言われており、思いついたのはイギリス人新聞記者のアーサー・ウィンさんだと言われています。アーサー・ウィンさんが1913年12月21日の「ニューヨークワールド」紙の日曜版に掲載したことから広まっていったそうです。ただ、アーサー・ウィンさんのクロスワードパズルは、現在の正方形ではなく、ダイヤモンド型で「wordーcross puzzle」という名前でした。

crosswordに変更

最初のクロスワードパズルは、アーサー・ウィンさんの「wordーcross puzzle」という名称でしたが、「ニューヨークワールド」紙だけではなく、「ボストン・グローブ」紙といった様々な新聞紙で掲載されるようになると、簡潔で分かりやすいようにと「crossword」という名前に変わりました。

そして、1924年に初めてクロスワードパズルの本が出版され、1930年には「crossword」という単語が辞書に収録されます。

クロスワードパズルを日本で最初に掲載したのはどこ?

アメリカ合衆国で誕生したクロスワードパズルですが、現在では日本でも広まっているゲームの1つです。日本もアメリカ合衆国と同じように新聞紙に掲載されていますが、国内で初めて載せたのはどこだったのでしょうか。

それでは、クロスワードパズルを日本で最初に掲載したのはどこなのか詳しくみていきましょう。

サンデー毎日

クロスワードパズルを日本で最初に掲載したのは、毎日新聞が出版、発行している週刊誌の「サンデー毎日」です。「サンデー毎日」は1925年3月1日号に「嵌め字」という名前で例題とやり方を載せ、同年3月8日号から本格的に出題をするようになりました。「サンデー毎日」がクロスワードパズルを掲載したことをきっかけに、日本でもブームが始まり、他の雑誌などでも載せられるようになったようです。

2番手・3番手は?

「サンデー毎日」に続く形でクロスワードパズルの掲載を始めたのが「時事新報」です。「時事新報」がクロスワードパズルの掲載を始めたのは、1925年3月16日からで、「十字語判断」という名前でした。ただ、今では当たり前になっている懸賞付きで出題するのを初めて行なったのは「時事新報」です。

そして、日本で3番目にクロスワードパズルを掲載したのは「文藝春秋」で、1925年6月号から載せるようになりました。また、現在、「文藝春秋」は専門雑誌でクロスワードパズルを出題しています。

クロスワードパズルにギネス記録がある?

皆さんはクロスワードパズルに2つのギネス記録があることをご存知でしょうか。

クロスワードパズルのギネス記録を保持しているのは、イギリスのクロスワード作家のロジャー・スクワイアズさんです。

ロジャー・スクワイアズさんは2007年5月14日にクロスワードパズルを通算66,666作も発表したという記録を持っています。そして2つ目の記録は58文字という最も長い単語を入れた作品がギネスになったそうです。

まとめ

今回はクロスワードパズルの発祥国や日本で最初に掲載したのはどこなのかなどについて調査しました。

クロスワードパズルが誕生したのはアメリカ合衆国でしたが、考案したのはイギリス人だったというのは驚きですね。

また、クロスワードパズルは遅れて日本に入ってきましたが、今では多くの人が知っているものなので、やったことがない人は遊んでみても良いかもしれません。