知育パズルが子どもにとっていい理由とは?年齢別におすすめを紹介

知育パズルにはたくさんの種類があり、集中力が上がる・想像力が豊かになるなど、子どもの知育に効果的な教材とされています。一般的に0歳後半から5歳くらいまでの子ども向けパズルを指すことが多く、推奨されている難易度やサイズもさまざま。知育パズルが子どもの成長にとっていい理由や、年齢別におすすめをご紹介していきます。

知育パズルが子どもにいい理由と効果

知育パズルは以下のような理由から子どもの知育に効果的とされており、遊びながら自然と様々な力が身に付きます。

理由効果・メリット
手先の器用さが向上するつかむ、動かす、はめる動作を繰り返すことで指先の細かな動きが鍛えられ、脳の働きも活性化される
集中力が養われる一定期間集中し続けることで、集中力が身に付き記憶力の向上にも繋がる
想像力が豊かになる形や絵柄から完成形を想像しながら組み立てることで、想像力やイメージが育まれる
論理的思考が身につく自分なりの効果的な組み立て方を考える過程で、論理的思考力が養われる

知育パズルで育つ【続ける力】の大切さ

パズルは完成まで時間がかかるので、子どもは一定期間集中して取り組む力や諦めずに続ける忍耐力を自然に身につけます。また、完成させることで達成感と「自分でもできる」という自己肯定感を育み、これが続ける力の基盤となって挑戦し続ける意欲を促します。

そして、その続ける力が将来的に大きな成果や成長に繋がる【力】となり、学びや仕事など様々な場面でプラスに働くでしょう。

0歳後半から5歳の年齢別おすすめ

知育パズルは、一般的に0歳後半から1歳ごろに「型はめパズル」や「板パズル」などシンプルなものから始めると良いです。2歳ごろからピースが増えた「板パズル」や簡単なジグソーパズル、3歳以降はピース数や難易度が少し上がったジグソーパズルがおすすめ。

4歳ごろからは、より高度な思考力や知識の習得が期待できるパズルにも挑戦できるようになってきます。ここからは年齢別に、一般的なおすすめの知育パズルとその特徴や効果などをご紹介します。

0歳後半(生後6か月)~1歳ごろ【総合的な力】

物の色や形を少しずつ認識し始め、見る・触る・考える・動かすといった総合的な力を身につける年齢です。子どもはまず、物を手に握って掴む動作から始め、つまむ動作ができるようになってくるのが1歳ごろとされています。

そのため、初めてのパズルは握りやすく、色や形を楽しみながら学べる「型はめパズル」がおすすめです。つまむ動作ができるようになると、取っ手付きの「板パズル」などでも楽しめるようになります。

2歳~3歳ごろ【自由に考える力】

ピースがやや細かくなった板パズルができるようになると、2歳以降はピースの大きな「ピクチャーパズル」がおすすめです。動物や乗り物など、子どもが興味のある絵柄で集中力や観察力、自分で自由に考える力を育みます。

ほかにも形や色合わせのパズル、大きいピースのジグソーパズルなど、完成を想像しながら取り組めるものもおすすめです。

4歳~5歳ごろ【バランスのいい知的能力】

この時期は難易度の高いパズルにも挑戦できるようになり、さまざまな知的能力がバランスよく発達します。パターンブロックや少し複雑な絵柄の50ピース以上のジグソーパズルで、忍耐力や達成感を育みます。

地図やアルファベット、数字など学びに繋がる教育系パズルも取り入れていける年齢です。年齢や発達、子どもの興味や好きなことに合わせて選ぶことで、より効果的に力を養えるようになります。

まとめ

このように知育パズルは、子どもの年齢や発達に合わせて選ぶことで、楽しみながら様々な【力】を育むことができます。無理なく取り組めるものから始めて、子どもの「自分でできる」を増やしていくことで自信にも繋がります。学びの土台を作る大切な時間を、ぜひ親子で一緒に楽しみながら取り入れてみてください。